C95お疲れさまでした1の続きです。
2時間近く飛行機が遅延しましたが、なんとか着陸成功。
あとは1時間車を運転するだけです。(・ω・)ノ
雪がないのは助かったなぁ~と割と気軽に乗り込みました。
この時点では雪がないことがひたすらありがたかったので、あまり深く考えていませんでしたが、ここはいつも使っている空港ではありません。
全く初見の道ではないものの、年に一回程度の走行で、しかも夜道は走ったことがなかったのです。
見知った道ならば大体この辺で車線変更しておこうとかわかるのですが、慣れない&夜道ではどこで右左どちらの車線が車線減少するのか見当がつきません。いきおいノロノロ運転になり、後ろの車がイライラしてるのが伝わってきます。
すまんのぅ!でもわからんのじゃ!
その上、止んでいた雪が再び勢いを取り戻してきたのです。
視界は次第に悪くなり、前を走る車のテールランプを追いかけるような形になりました。
あれ?この道国道じゃなくない?
…追いかけすぎました…
前を行く車は地元の人だったらしく、途中で国道をそれてしまったのです。
田舎なので、いったん国道を離れると本当に真っ暗です。
暗闇の中、自分の車のランプだけが雪を照らしています。
遭難?
いやいやいやいや、っていってもまだ市内だし。そんな大げさな。
嫌な予感を振り切って再び国道へ。
ただこの国道ってのもあやしいもので、あまり整備されていないのです。
急カーブに急こう配、少ない灯り、強風にハンドルを握る手も固くなります。
ただ、雪は降ったりやんだりで、動けなくなるほどの積雪はありません。
ゆっくり走ればなんとか帰れそうな雰囲気です。
ところが峠道に差し掛かったあたりから様相が一変しました。
どっかに線でも引いてあったかなというくらい、急に道路に積雪が見え始め、上からも雪がどんどん降ってきます。峠を越えれば降りやむはずだと思ったのですが、行く先に雪雲があるのか雪は強くなっていくばかりでした。
次第にセンターラインが見えなくなり、雪で乱反射するせいかライトの光も届かなくなってきました。そして周囲に人家は一軒もありません。
今、どこ走ってるんだかわからない…。
ふと気づくと前後の車も、対向車もいなくなり、上空には雷が鳴り響いていました。
遭難?
いや、本気で。
かといってじっとしてたら埋まってしまいそうなので、せめて埋まっても助けられやすいところまではたどり着かないければなりません。
道の駅だ。とにかく道の駅まで行こう。
自宅まで10キロ程度のところまで帰っていましたが、いったん退避です。
道の駅に到着すると、同じく退避している車が2、3台いました。
もしかしたらこの人たちと夜明かしせねばならんのかなぁ…、と不安に思いながら自宅に電話。
しかし10キロ先の家人は
「こっち全然降ってないよ」
と言いました。
どういうこっちゃねん。
この言葉を信じるとすると、今いる地点が雪のピークなのかな…。
ここを突破すれば、いけるかもしれない。
若干無謀だったかもしれませんが、雷がおさまってきたのと、この地点からはよく知っている道だったこともあり、様子を見ながらさらにゆっくり運転で帰ることにしました。
でもね、ゆっくりだとなかなか帰れないんですよ。当たり前だけど。
雪の間から看板をみて「まだここかー!」と叫ぶこと数回、確かに家に近づくほど雪は弱まっていきます。あと2キロ、あと1キロ…最悪歩いて帰れる距離になってくるとちょっと気が抜けてきました。
いやもう、本当におつかれさん。大変でしたな~とやや他人事みたいな気分になっていたところ、ふと電光掲示板を見ると
「7キロ先事故 渋滞」
との文字が…。
搬出の荷物を受け取るまでがコミケ!
ぐっと気持ちを引き締めて、残りの道のりを帰りました。
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長々と書いてしまいましたが、今回の件で冬のイベント参加はちょっと考えるようになりました。
東北、北陸ほどの豪雪地帯ではないので12月から雪が降るということはあまりなく、大雪が降るのは大抵1月、2月からだったのですが、こうちょくちょく12月から荒れるようになってくると、冬コミ参加はもう無理かなと思います。
1/20の文フリ京都は参加予定です。
これでまたえらい目にあったら冬イベント参加は全面的にやめます。